Arne Jacobsen / アルネ・ヤコブセン デンマークを代表する建築家のアルネ・ヤコブセンは、1924年に工科専門学校を卒業、1925年、若干23歳の時にパリ万博で銀賞を受賞し、1927年にデンマーク王立芸術学校を卒業した。1928年に同校から金賞を授与され、その後、コペンハーゲンのSASロイヤルホテル（1959）を代表とする機能的なモダニズムと人間的で親密感のあるデンマークらしさを調和させた作品群を生み出してゆく。彼は卓越した才能で、建築という総合プロジェクトから、家具、備品といった個々の製品にまで、見事な統一感を持たせている。 1952年にフリッツ・ハンセン社のためにデザインされた三本脚の「アント・チェア」は、その後スタッキングが可能な「セブン・チェア」シリーズへと発展し、1959年には、有名な「エッグ・チェア」と「スワン・チェア」が誕生する。また、SASロイヤル・ホテルのためにデザインした照明器具類は、現在もルイス・ポールセン社が生産している。その他にも、世界中で定番になっている、I.P.Lund社のための水栓器具VOLA、ステルトン社のためのステンレス製シリンダラインをデザインしている。 Erik Magnussen / エリック・マグヌッセン エリック・マグヌッセンはコペンハーゲンに生まれ、長年にわたりビング＆グロンデール社のためのデザインを手掛け、最近では幅広い分野における企業の製品をデザインしている。その中にはフリッツ・ハンセン社のための椅子やステルトン社のためのステンレスやプラスチック製品、リクト＆フォーム社のための磁器ランプ、ポンスティアニ社のための家具などがある。マグヌッセンは1967年にLunning Prizeを、1977年にはThe Furniture Prizeを受賞し、1983年にはデンマーク・デザイン・カウンシルより、デザイナー・オブ・ザ・イヤーに選ばれている。そのため彼のデザインした製品は世界の多くの美術館に収蔵されている。近年では1996年にビンデスベル・メダルを受賞し、日本産業デザイン振興会からグッド・デザイン金賞を受賞している。 www.eric-degenhardt.com Peter Holmblad / ペーター・ホルムブラッド ステルトン社は、アルネ・ヤコブセンの息子であるペーター・ホルムブラッド（現ステルトン社社長）が1963年に入社したことから大きく変わってゆく。 Bente Hansen / ベンテ・ハンセン 国際的に認知度の高い陶芸家、ベンテ・ハンセンは、そのキャリアの初期から、機能的かつ自由な形にこだわっていた。そして作品は磁器に点を当てていました。彼女のデザインは、手と目にしっくりくる形に作り上げられている。 ベンテ・ハンセンは、国内外で数々の賞を受け、ロイヤル・ポーセリン・ファクトリー（現在のロイヤル・スカンジナビア）の製品をデザインしている。またデニッシュ・スクール・オブ・デザインで教師としても働き、アカデミー・インターナショナル・デラ・セラミックと、デニッシュ・アート・ファンデーションのメンバーでもある。 John Sebastian / ジョン・セバスチャン 同世代で最も将来を約束された才能のある若いデザイナーのひとりジョン・セバスチャン。彼のオリジナリティ、美的センス、妥協しない姿勢が、国内外で高く認識されている。彼のプロジェクトは、オートバイ、時計、家庭用オブジェ、そして家具などのプロダクトデザインをはじめ、パッケージや照明、装飾などまで、多に渡る。 幅広い才能のお蔭で、ジョン・セバスチャン、某有名企業のプロジェクトに携わるほか、ウォールペーパーマガジンでは、若手デザイナーベスト２０のひとりとして選ばれた。 ジョン・セバスチャンは、ステルトン、エクスプローアーの新しい魔法瓶ピんゴとピンゴミニ、そしてボール形のキャンドルホルダー、リフレクションのデザイナーです。 Johan Verde / ヨハン・ヴェルデ ノルウェー人デザイナーで、数々のアワードの受賞経験のあるヨハン・ヴェルデは、食器、家具、時計、パッケージなどのデザインを手がける。彼の作品において「くぼみ（コンケーブ）のあるデザイン」がテーマになっています。エクスプローアーのチャイルドセット、レベルのデザインを手がけた際も、「くぼみ（コンケーブ）」に対する探求が行われている。 Jorgen Fenger / ヨーゲン・フェンガー 1952年生まれ。彫刻家Herald Isenstein氏に従事した後、The academy of Free and Mercantile Art にてグラフィックデザインを学ぶ。機能性と彫刻的要素がバランスよく同居するデザインで知られる。 Frederik Gundelach / フレドリック・グンデラッハ 1974年生まれ。デンマーク王立美術大学建築学科に工業デザインを学ぶ。Member of Danish Designers (MDD)であり、工業デザインからコンセプト開発等広いレンジのプロジェクトに参加し、キャリアを積む。Someone's Design社を主宰する。 前のページへ戻る