リネックスのコンパスカッター

設計製図の世界で昔から一級品とされているデンマークのリネックス。1923年にシップカーブという曲線定規を作ったのがリネックスの始まりで1935年に会社として設立された。このコンパスカッターは、中央の黄色い部分を保持して10mmから300mmまでの円をボール紙やスチレンボードなどから切り出せる道具である。スペアの刃を収納するためのマガジンが付いていて、５枚の刃と２本の鉛筆の芯が収納できる。使う機会は少ないがあると便利なものである。使い方はビームコンパスに近い。実用からきた形状だが、それでも色使いやちょっとしたディテールの処理でしっかりとしたデザイン哲学を感じさせるものである。