イタリアでよく使われていたグリル器具

ロブストという名の肉や魚などをガスコンロの上に置いてグリルするための昔からある器具。アルミニウムを立体的に成形しただけのもので、溝型の部分に余分な油が伝わって流れハンドルが付いている手前の部分の窪みに溜まるようになっている。そのため油を切りながら調理することができる。脚の高さがあるために、炎からの距離が遠くなることがポイントで、切り込まれた細い溝からは、直火の熱が直接伝わり、器具に接している部分からは熱が伝導してくる仕掛けになっていて、それにより、きれいな焦げ目を付けることができる。ハンドルはステンレスなので、熱が伝わり難くなっている。安価で単純な作りなので壊れることも無くまさに実用に徹した道具だといえる。