同軸ケーブル用ストリッパー

テレビのアンテナ線やオーディオ機器、コンピューターネットワーク用のケーブルに使われている同軸ケーブルを剥くために特化した道具。同軸ケーブルを処理するには丁寧な作業が必要だが、この道具を使うと容易に作業ができる。プライヤーで有名なドイツのクニペックス社製で、イーサネットの10BASE2に使われている50ΩのRG-58 、一般のビデオやアンテナケーブルに使われる75 ΩのRG-59、 1970年代に開発され、最近また見直されているARCNETというLANケーブルや自動車のラジオのアンテナコードに使われる92ΩのRG-62を処理するのに対応している。ちなみにRGとは、アメリカの軍用規格ミルスペックによる名称である。この道具の丸い穴の部分に指を入れて回転させて、くわえこんだケーブルの外周部のみをカットすることができる。