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2002年03月

ポルトガル人建築家アルヴァロ・シザの展覧会が下記の日程で開催されました。
シザのデザインによるKleisドアハンドル/Calliopeが展示された他、
版画、ドローイングの描かれたタイル、Swatchの時計や建築物を撮影した
写真作品なども紹介されました。

exhibit snapshot

「もう一つのAlvaro Siza展 video + others」
会期:2002年3月12日(火)〜3月27日(水) 午後2時〜午後8時 日・月休み
場所:art and river bank
〒231-0047東京都大田区田園調布1-55-20
問い合せ:03-3721-7061
ポルトガル人アルヴァロ・シザは、1933年生まれ、20代から今日に至るまで、
大小さまざまな数多くの建築を手がけている建築家です。
モダニズムをベースにしながら、ポルトガルとう国を特徴づける「サウダーデ(郷愁)」にも通じる、
人間的な感性を重視するその作品は、ポスト・モダニズムとは異なるかたちで
近代を越える可能性を示すものとして高い評価を受けています。
1988年のアルヴァ・アアルト賞にはじまる受賞歴は、彼の作品の持つ魅力を裏づける
ものでもあるでしょう。代表的な作品としては、20代後半の初期の作品である、
レサ・ダ・パルメイラの海浜プール、マルコ・ドゥ・カナヴェーゼスの聖マリア教会、
最近では、リスボン万博のポルトガル館のパビリオン、ポルトのセラルヴェーシュ現代美術館
などが挙げられます。特にセラルヴェーシュ現代美術館は、質素な入口と、
自然光を重視した展示空間の設計で、ファサードの威容ばかりを誇りたがる
美術館建築に一石を投じています。
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